スマホとブロックチェーン、通信業界に新たな革命か

ブロックチェーンスマートフォン

 

台頭するブロックチェーン携帯

 

現在、あらゆる分野でブロックチェーン技術が熱い注目を集めています。

 

仮想通貨バブルに沸いた金融業界はもちろん、商品流通の透明性向上や自動運転に関するデータの蓄積、募金としての仮想通貨発行まで、様々な世界でブロックチェーンが導入されつつある状況です。

 

携帯電話業界も例外ではありません。というより最も関連性の深い業界の1つといってよいでしょう。

 

もちろん、携帯にインストールできる仮想通貨ウォレットのアプリや、ビットコインで購入できるサービスなどは既にあります。またブロックチェーン技術を応用した世界を覆う高速安全な送金ネットワークといったものも構築されつつあり、これらも当然、携帯電話を通してアクセスが可能になるでしょう。

 

しかしそれだけでなく、携帯電話のハードウェア技術そのものにブロックチェーンを組み込んだ、あるいはベースとした携帯電話が登場して来ようとしているのです。

 

シリンラボズの「フィニー」

 

スイスを拠点とするスマートフォン開発の企業シリンラボズでは、ブロックチェーン技術をベースとするスマートフォン「フィニー」を開発しています。発売開始予定は2018年11月。

 

フィニー開発プロジェクトの資金調達そのものもICO(Initial Coin Offering)で行われています。集まった資金は約1億6000万ドル弱ですが、その約7割は開始後24時間以内に集まったと言いますから、その注目度の高さが分かります。

 

アンドロイドをベースとするフィニーはシリンOSで動作します。特徴はトークン変換サービスやコールドストレージの仮想通貨ウォレット、ブロックチェーンベースのストアアプリ「DAppストア」を備えていることです。

 

なお購入にはシリン社の仮想通貨トークンが必要で、ICOで発行された5億73000万枚のトークンは4割が売れ、残り6割を残すのみだそうです。

 

 

HTCの「HTCエクソダス」

 

台湾のメーカーHTCも、ブロックチェーンで動作する新型スマートフォン「HTCエクソダス」を開発しています。ビットコインやイーサリアムだけでなく、DfinityネットワークやLN(ライトニングネットワーク)など様々なブロックチェーンプロトコルに対応する機種となることをアナウンスしています。

 

他にはHuaweiもブロックチェーン携帯の開発を急いでおり、DAppsの導入を狙っています。このためにシリンOSのライセンス取得を目指していると報道されています。

 

仔猫集ゲーム「クリプトキティーズ」(CryptoKitties)との提携も発表しています。

 

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