CBSGは世界を目指すソフトバンクの一大戦略

ソフトバンク、ブロックチェーン

 

CBSGとは何か

 

昨年ソフトバンクは、アメリカのSprint CrporationとTBCASoft、台湾のFar EasTone Telecommunications等とともに、CBSG(Carrier Blockchain Study Group:キャリア・ブロックチェーン・スタディ・グループ)を発足しました。

 

どういうものかというと、キャリア間のブロックチェーン決済システムを構築することで、安全性の高い決済サービスの提供をしようというものです。

 

従来のデータ管理方法では中央のサーバ・コンピュータを狙えばハッキングされると弱く、この弱点が数々のデータ流出・改ざん事件の原因となってきました。ブロックチェーンは複数のノードの相互監視により改竄を防ぐ画期的な技術です。

 

しかし1つの会社だけが使っていても、他の会社が中央集権的なデータ管理をしていた場合、やはり狙われて流出事件の原因になり得ます。

 

そこで通信事業者合同で、ブロックチェーン技術を用いた決済やIoTアプリケーション、個人認証などのサービス展開をすることになったのです。このシステムの中核を占めることで、Softbankは業界内で不動の地位を築く狙いがあるとみられています。

 

他キャリア各社の動き

 

KDDIやDocomoといった他のキャリア企業も、各社独自のブロックチェーン基盤を持つサービスを研究開発しています。

 

楽天も例外ではなく、独自の仮想通貨「楽天コイン」を発行しました。将来的には楽天ポイントと等価とし、アプリなどで法定通貨との換金ができるようにすることを予定しています。楽天のアプリViberは億単位のユーザーを抱えていますが、まずはロシアのユーザー対象に「楽天コイン」普及を開始するようです。

 

国境を超えたサービスCBSG

 

CBSGの発足当初の参加企業はSoftBank、Sprint、Etisalat、Far EasTone、KT、LGUplus、の6社ですが、さらに6社が加わり12社となりました。CBSGは世界的な国際送金サービスにスポットを当てた、新しいプロジェクトを立ち上げることが分かっています。

 

世界を見据えたブロックチェーンの国際送金ネットワークというと、リップル社のRippleNetが思い出されますが、CBSGのシステムは電気通信事業者向けに特別設計されたものです。

 

Softbankはブロックチェーン基盤の決済システムを確立済みであり、今後同社から販売されるスマートフォンへの搭載が見込まれています。また、個人の決済・認証サービスやCO2の削減プログラムへの参加など、多彩な方向からブロックチェーン技術を活用する方針を出しています。

 

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