SoftbankがYahoo!株取得、シナジー効果に期待

ソフトバンク、ヤフー

 

SoftbankがYahoo!にTOB発表

 

日本を代表する携帯キャリアであるSoftbank。そのSoftbankが、Yahoo!に対してTOB(株の公開買付け)を行うと発表しました。かつて米Yahoo!であった米アルタバは現在でも35%のYahoo!株式を保有していましたが、うち11%を購入するとのことです。売却価格は約2200億円。

 

Softbankグループの孫正義氏(会長兼社長)はYahoo! Japanの成長を確信していると強調し、SoftbankグループとYahoo!との「群戦略における重要なシナジーに期待」していると展望を語りました。

 

これから起こる可能性のシナジー効果

 

シナジーとは、複数企業が連携したり協働して運営を行うことで、各社がばらばらに利益を追求するよりも大きな利潤を獲得することです。

 

相乗効果とも呼びます。従来から、Softbankユーザーに対する無償での「Yahoo!プレミアム」提供や「Yahoo!ショッピング」利用での追加ポイントキャンペーンなど、一部の分野でYahoo!とSoftbankは連携を行っています。孫氏の思惑通り、今回の株式取得でますます両社のシナジー強化は進むと考えられます。

 

各社の動向

 

特に注目されるのが仮想通貨・ブロックチェーン技術における国内他プラットフォームとの差別化です。Softbankは現在、米Sprint Corporationや台湾のFarEasToneほか、ベトナムやマレーシアの通信事業者も加えて12社によるCBSG(キャリア・ブロックチェーン・コンソーシアム)を形成しています。今年度中にも日台で決済サービス実験を始める予定との情報もあります。

 

一方、DocomoやKDDIなど他キャリア企業も独自のブロックチェーン基盤を研究開発し、CBSGに対抗する構えを見せています。

 

楽天は独自の仮想通貨「楽天コイン」を発行し、ロシアのユーザーを皮切りに普及開始を見込むなど独自の切り口から挑みます。

 

LINEはブロックチェーン技術による「LINEトークンエコノミー構想」を発表、仮想通貨取引所の開設しています。

 

期待されるCBSG×Yahoo!系サービス

 

Softbankは今年中に上場する見通しであり、2.5兆円規模の資金調達を目指すとみられます。グループは仮想通貨及びブロックチェーン技術への投資を進めており、仮想通貨ウォレットなどのサービスを手掛けるXapoなどフィンテック企業に投資している「フォートレス・インベストメント・グループ」の買収成功も発表しています。

 

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