楽天が仮想通貨取引所を買収して市場参入へ

楽天、仮想通貨取引所

 

仮想通貨というとまだ怪しい、不安定な投資対象というイメージがあるかもしれません。

 

しかし実際には大手企業が参入を始めているため、仮想通貨への信頼は急激に高まっています。その一つの例が日本最大級のネット通販企業楽天が仮想通貨取引所「みんなのビットコイン」を買収したことです。

 

「みんなのビットコイン」の窮地を救った楽天

 

「みんなのビットコイン」という仮想通貨について知っている人は多くないでしょう。「みんなのビットコイン」は2017年3月30日から仮想通貨交換所としてサービスを始め、正式な認可された仮想通貨取引所になるための申請を行っていました。

 

いわゆる「みなし業者」としてサービスを続けていたのです。しかし金融庁や関東財務局のみなし業者に対する規制の強化によって窮地に立たされていました。特に経営管理体制、マネーロンダリング対策、帳簿の管理体制など数々の不備が指摘され、業務改善命令が出されていました。

 

「みんなのビットコイン」に限らず多くの見なし業者が、この規制強化により廃業に追い込まれました。その状況から「みんなのビットコイン」を救い出したのが楽天だったのです。

 

仮想通貨事業に進出したかった楽天と、業務改善命令を受けて体制を立て直さなければならない「みんなのビットコイン」の思惑が一致した形です。

 

仮想通貨事業に乗り出す楽天

 

一方で楽天はブロックチェーンの研究機関である「楽天ブロックチェーン・ラボ」を2016年に設立し、ブロックチェーン技術の開発を進めてきました。

 

さらに日本ではキャッシュレス化の流れが加速しているため、仮想通貨による決済がこれから市場を拡大していくと判断しました。

 

仮想通貨による決済を顧客に提供するためには、仮想通貨取引所の機能を持っていることがとても重要になります。他の取引所に業務を委託すればそれだけ費用もかかるからです。

 

「みんなのビットコイン」を買収することで、楽天グループ内に仮想通貨取引所機能が追加されたことになり、今後より円滑に仮想通貨による決済を提供することが可能となります。

 

買収額は2億6500万円ですが、楽天としてはそれをはるかに上回る利益があると考えられます。楽天グループは通販はもちろん、金融サービスや通信サービスなどにも参入しており、これらを一元的に仮想通貨決済にすることができれば大きなメリットとなります。

 

今後楽天がどのように仮想通貨事業に手を広げていくのかに注目です。

 

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